中学受験の国語で読解問題を増やす前に、文章に出てくる漢字や言葉の意味が曖昧になっていないか確かめてください。
この記事で分かること
- 01国語が伸びないとき、なぜ漢字や語彙から見直すの?
- 02漢字が身についたかどうかは、どう確かめる?
- 03家庭での練習と塾での確認は、どう分ければいい?
国語のテストが返ってくるたびに、「もっと文章を読ませた方がいいのかな」「読解の授業を増やそうかな」と迷っていませんか。対策を増やす前に、今の答案や教材に戻り、どこで止まっているかを見てみましょう。
Boost Academyの塾長は、漢字や語彙の土台が不足している子には、まず漢字を鍛えることを重視しています。国語を漢字だけで済ませるという意味ではなく、文章を読む前提を曖昧にしないためです。
「国語が苦手」の中身を、答案から分ける
国語の失点は点数だけで判断せず、漢字・語彙・読解・設問への答え方のどこでつまずいたかを確かめます。
同じ国語の失点でも、確認したいことは違います。
- 漢字:読み書きで落としている。
- 語彙:言葉の意味が分からず、文章を取り違えた。
- 読解・解答:内容はつかめても、設問に答えられていない。
例えば「対照」という言葉を読めても、どういう場面で使うのかが曖昧なら、意味の確認が必要です。これは説明のための例で、特定の生徒の答案ではありません。漢字が書けるかという確認と、文章の中で意味を捉えられるかという確認は分けて考えます。
家庭ですべてを分析する必要はありません。本人に問題を見せ、「この言葉はどんな意味だった?」「ここはどう考えた?」と聞き、答えにくかった箇所を残すだけでも、先生に相談する材料になります。
漢字は「何回書いたか」で終わらせない
漢字は書いた回数だけで終えず、見本を閉じても自分で読み書きできるか確かめます。
漢字を何行も書いてあっても、確認すると書けないものが残っていることはあります。練習したことを否定するのではなく、練習の後に何が身についたかを見たいのです。
まず、今使っている漢字教材の範囲で、読み書きを確かめてみます。間違いがあれば正しい形を確認し、改めて取り組みます。同じ字を機械的に埋めて終わるのではなく、次の確認で答えられることを目標にしてください。
言葉の意味が分からなかった場合は、教材の説明や辞書で確認します。文章の中ではどう使われていたかまで戻ってみるのも一つの方法です。分からない言葉を見つけることは、国語ができない証拠を集めることではなく、次に覚えるものを決めることです。
一度正解した後も、少し時間を空けて確かめる
漢字や言葉は、その場の正解だけでなく、時間を空けても自分で思い出せるか確認します。
答えを見て直した直後は、正しい形が頭に残っています。そこで終わらず、例えば翌日など、少し時間を空けてからもう一度取り組む機会をつくります。できなかったものは、もう一度確認して次へつなぎます。
これは、新しい教材を次々と買うための勉強ではありません。今使っている教材の、まだ曖昧なところを残さないための復習です。次の漢字テストなど、結果を確かめる機会があれば、そこに向けて範囲を決めて取り組めます。
塾長が勧める復習の考え方は、宿題を1周で終わらせず、教材を吸収する方法でも紹介しています。周回数だけを目標にせず、何ができるようになったかを確かめる点が共通しています。
漢字ができれば、読解もすべて解決するわけではない
漢字・語彙は国語の大切な土台ですが、読解や記述の練習まで不要になるわけではありません。
漢字や言葉を確かめた後も、読解問題で同じように困っているなら、別の課題がないかを見ます。文章のどこを根拠にしたのか、設問で何を聞かれていると思ったのかを、先生と一緒に確認する必要があるかもしれません。
逆に、漢字や語彙でつまずいているのに、長い文章をたくさん解かせるだけでは、残っている課題を見過ごします。基礎か読解かの二択にするのではなく、今どちらの支えが必要かを分けて考えることが大切です。
国語の勉強を一律に後回しにすることも勧めていません。受講科目の優先順位を調整する場合でも、漢字・語彙など、日々取り組む内容は具体的に決めます。「授業を増やさない」と「何もしない」は別です。
家庭は取り組む時間を支え、塾では理解を確かめる
家庭では漢字・語彙の自習を支え、説明が必要な言葉や読解の疑問は、教材を持って先生に確認します。
例えば、決めた範囲の漢字を練習し、答え合わせをして間違いを残すところまでは本人が進める。言葉の説明を読んでも意味が分からない場合や、読解の答えの理由が分からない場合は、教材を持って先生へ聞く。こうした役割分担が考えられます。
最初から全部を自分でできる必要はありません。まずは、取り組む範囲と終わった後の確認方法を一緒に整え、できる部分を本人へ任せていきます。保護者が毎問答えを先に教えてしまうと、どこまで自分でできたかが分からなくなるので、その点は気をつけたいところです。
学び方全体の見直しには、勉強できないと感じるときに試したい学習法も参考になります。分からないところを曖昧にせず、今取り組めるところから進める考え方を紹介しています。
よくある質問
漢字が苦手なら、読解問題はいったん全部やめた方がよいですか?
一律にやめることは勧めません。残っている課題や受験までの時期を見ながら配分を考えます。漢字・語彙を鍛えることと、読解・記述の練習を続けることは両立できます。
今の漢字教材を終えてから、新しい教材を買うべきですか?
まずは今の教材の範囲で、何ができていて、何が残っているかを確認してください。終わったページ数だけで追加を決めるのではなく、教材の難しさや目的が本人に合っているかも含めて考えます。
恵比寿周辺で国語の塾を探すとき、何を相談すればよいですか?
直近の答案や使っている教材、家庭での取り組み方を伝えると、困っている場所を具体的に話せます。Boost Academyでは、自習を軸に、理解が不足しているところを個別指導で補う組み合わせを考えます。
