「集中できない」「勉強しているはずなのに成績が上がらない」「親の言うことを聞かない」。中学生の保護者の方から、このような相談を受けることは少なくありません。
このとき、最初から「本人のやる気が足りない」と考えると、かえって話がこじれることがあります。Boost Academyでは、やる気を待つより先に、まず結果の出し方を身につけることが大切だと考えています。
厳しい言い方をすれば、結果の出し方を知らないまま「自分からやりなさい」と言われても、多くの子どもは動けません。できる感覚がないからです。だからこそ、最初の段階では大人が支え、正しい方向と正しい方法を示す必要があります。
やる気は、結果のあとから生まれることがある
「子どもが自分から勉強するようになってほしい」と考えるのは自然なことです。ただ、最初から内発的なやる気を求めすぎると、親も子も苦しくなります。
補助輪なしの自転車を練習するとき、最初から一人で走れる子は多くありません。後ろで支えてもらい、何度か進めるようになり、転ばずに走れた感覚が出てきて、初めて「もう少しやってみよう」と思えるようになります。
勉強も同じです。まずは成績を取るやり方を教える。小さくても結果を出す。その成功体験が、やる気の火をつけます。Boost Academyの「Boost」には、そうした最初の加速を支えるという意味があります。
最初に見るのは、家庭が同じ方向を向いているか
普通の塾では、まず点数や偏差値、志望校、苦手科目を見ることが多いと思います。もちろんそれも大切です。ただ、Boost Academyでは、それと同じくらい家庭の方向性を見ます。
たとえば、お母さんは「何としても結果を出したい」と考えている一方で、お父さんは「勉強は強制されてやるものではない」と考えている。このように家庭内で向いている方向が違うと、子どもは迷います。
もちろん、勉強は本来、自分から取り組めるようになるのが理想です。しかし、最初から自立を求めるのは順番が違う場合があります。初期段階では、ある程度の仕組みや強制力が必要です。自分でできる状態に近づいてから、少しずつ主体性を育てていく。この順番を間違えないことが大切です。
伸びる子に共通するのは、素直さと積み上げる力
成績が伸びる子に共通する特徴を一つ挙げるなら、素直さです。言われたことをそのまま受け入れるという意味ではありません。自分のやり方に固執しすぎず、まず試してみる姿勢があるということです。
そして、慣れてきた段階では一定の量をこなす必要があります。最初から膨大な量をやらせるわけではありません。その子の熱量や状態に合わせて始めます。ただ、結果を出すには、どこかで量を積む時期が必要です。
勉強は、才能だけで決まるものではありません。正しい方向で、正しい方法で、必要な量を積めるかどうか。ここに大きな差が出ます。
家庭で最初に変えたいのは、小さなテストへのこだわり
家庭でまず変えてほしいのは、「塾に入れたから大丈夫」と思考停止で丸投げしないことです。塾を使うこと自体は悪くありません。ただ、目的意識がないまま通っても成果にはつながりにくいです。
最初は小さなことで構いません。たとえば漢字テストで満点を取ることにこだわる。漢字テストのような小さな確認テストで満点を狙う姿勢には、学習への本気度が表れます。
一度100点を取る。そこから復習テスト、単語テスト、計算テストへ広げていく。小さな成功体験を積み上げることで、子どもは「やれば取れる」という感覚を持ち始めます。
親が右往左往すると、ルールの力が弱くなる
保護者がやりがちな逆効果の行動に、決めたルールを途中で揺らしてしまうことがあります。
たとえば「夏休みの宿題を初日で終わらせたら、その日はゲームをしていい」と約束したとします。子どもが本当に集中して宿題を終わらせ、夕方までゲームをしていたら、不安になって口を出したくなるかもしれません。
しかし、約束を守って勝ち取った権利であれば、そこは認めることが大切です。ルールを決める。達成したら認める。この体験があるから、子どもは次のルールにも本気で向き合えるようになります。
正しい方法でブーストすれば、結果は変わる
実際に、理科の模試で偏差値40だった生徒が、偏差値57まで伸び、今では得点源になっている例があります。また、有名私立校で学年下位に近い状態だった高校生が、2年間の積み上げを経て、東大模試でB判定を取るまでになった例もあります。
もちろん、魔法のように一瞬で変わったわけではありません。それ相応の勉強をやり抜いたという前提があります。ただ、正しい方向と正しい方法で取り組めば、結果は変わります。
Boost Academyは、最初から「自分でやる気を出しなさい」と突き放す塾ではありません。結果の出し方を一緒に身につけ、成功体験を作り、そこから自走する力を育てていく塾です。
よくある質問
やる気がない子でも通えますか?
通えます。むしろ、最初から強い動機がない子に対して、どのように結果を出す感覚を作るかが大切です。ただし、ご家庭でも勉強に向き合う必要性を共有していただける方が成果につながりやすいです。
親はどこまで勉強に関わるべきですか?
細かく監視する必要はありませんが、家庭の方向性をそろえることは重要です。ルールを決めたら守る。小さなテストの結果に関心を持つ。こうした関わりが、子どもの行動を変える土台になります。
まず家庭で何から始めればよいですか?
漢字テストや小テストなど、範囲が明確で満点を狙いやすいものから始めるのがおすすめです。小さな成功体験を作ることで、次の学習に進みやすくなります。
無料相談について
お子さまの成績が上がらない理由は、勉強時間だけでは判断できません。学習方法、家庭での関わり方、生活習慣、本人の状態を合わせて見る必要があります。
Boost Academyでは、現在の状況を伺ったうえで、どこから立て直すべきかを一緒に整理します。集中できない、成績が上がらない、親の言うことを聞かないといった悩みがある方は、まずは無料相談でご相談ください。
著者プロフィール
株式会社ロマネスジャパン代表/Boost Academy塾長。灘高・東京大学卒。学習指導そのものよりも、生活習慣や家庭での関わり方を重視し、日々の行動から変えていくサポートを行っています。正しい方向と正しい方法で努力して成果を出すことにこだわり、そのうえで目いっぱい遊ぶことが大切だと考えています。学ぶ力と遊ぶ力の両方を育てる指導を大切にしています。
