中学生になると、親が「勉強しなさい」と言っても素直に動かなくなることがあります。
声をかけると不機嫌になる。
部屋にこもってスマホばかり見ている。
テスト前なのに危機感がない。
このような状況が続くと、保護者の方は強い不安を感じます。
ただ、反抗期で勉強しないように見えるとき、必要なのは強く叱ることだけではありません。むしろ、声かけの仕方を変えないと、親子の衝突が増え、勉強への抵抗感が強くなることがあります。
「やる気がない」と決めつける前に
反抗期の子どもは、勉強しなければいけないことを分かっていても、親から言われると反発してしまうことがあります。
また、表面上はやる気がないように見えても、実際には次のような理由で動けない場合があります。
- 何から始めればよいか分からない
- 苦手科目が増えすぎている
- テスト範囲が広く、優先順位が決められない
- できない自分を見られたくない
- 親に管理されている感覚が強い
- 生活リズムが崩れて集中できない
つまり、「やらない」の背景には、「やり方が分からない」「失敗したくない」「言われたくない」が隠れていることがあります。
逆効果になりやすい声かけ
心配なときほど、保護者は次のような声かけをしやすくなります。
- 早く勉強しなさい
- なんでやらないの
- このままだと受験に間に合わないよ
- スマホばかり見ていて大丈夫なの
- 前にも言ったよね
これらの言葉は、保護者の不安から出てくる自然なものです。
しかし、反抗期の子どもにとっては「責められている」「管理されている」と感じやすく、かえって会話が閉じてしまうことがあります。
まずは状況を整理する声かけに変える
反抗期の子どもには、命令よりも整理の声かけが有効な場合があります。
たとえば、次のような聞き方です。
- 今日やるなら、何が一番軽い?
- テスト範囲で一番まずいのはどこ?
- 10分だけやるなら、何から始める?
- 分からないのと、面倒なのと、どちらが大きい?
- 親が手伝うなら、何なら邪魔じゃない?
ポイントは、いきなり長時間の勉強を求めないことです。
まずは、本人が自分の状態を言葉にできるようにすることが大切です。
生活リズムと学習の始め方を整える
反抗期の勉強問題では、教科内容よりも、勉強を始めるまでのハードルが大きいことがあります。
たとえば、机に向かう時間が決まっていない、スマホの区切りがない、夜遅くまで起きている、テスト前だけ焦るという状態です。
この場合、いきなり成績の話をするよりも、次のような小さな約束から始める方が進みやすくなります。
- 夕食後に10分だけ学校ワークを開く
- スマホを見る前に英単語を1ページだけ確認する
- テスト1週間前は提出物を先に終わらせる
- 分からない問題に印をつけるだけでもよい
小さく始めることで、本人も「全部やらされる」という感覚を持ちにくくなります。
第三者が入る意味
親子だけで話すと、どうしても感情がぶつかることがあります。
その場合、塾や第三者が間に入ることで、本人が素直に状況を話しやすくなることがあります。
保護者が言うと反発する内容でも、第三者から「まずはここまでやろう」と整理されると、受け入れやすくなる場合があります。
Boost Academyの伴走サポート
Boost Academyでは、反抗期の子どもに対して、無理に押しつけるのではなく、本人が動けない理由を一緒に整理します。
教科指導だけでなく、勉強の始め方、生活リズム、家庭での声かけ、親子の距離感まで含めて考えます。
反抗期で勉強しないと悩んでいる場合は、本人を責める前に、何が動けない原因になっているのかを分けて見ていきましょう。
